Vapaluxメンテナンス

*non*

2014年04月25日 23:53


ここ数年全く病気にもかからず、体調すこぶる良好のワタクシですが(ナントカは風邪ひかないってやつ?)、
持ち主とは違って体調不良が続いているVapaluxをメンテナンスしてみました。


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数ヶ月前からうまくつかなくなっていたヴェイパラックス。

コイツは構造が簡単で、何かトラブルがあった場合、ほとんどヴァポライザーかパッキン交換で済み、
メンテナンスも容易なランタンです。

・・・なのに、肝心のパーツが入手しづらい状況のようで、結構苦労してしまいました。



まずはVapaluxの弱点、ヴァポライザー。
構造上、どうしても中に煤がたまってくるため、点灯100時間ほどで寿命になるみたい。
1日6時間点灯するとして、たった16日ほどでダメになる計算。1シーズン持ちませんがな(T-T)

中身を掃除できたらいいのに、残念ながらほぼムリな作りになっています。
バイスグリップが2本あれば分解できる・・・らしいけど。

現状ではリムーバーに浸け置きしたり、あとはニードルの煤を削るくらいしかできません。
これでも調子が復活しない時はお取り替えです。


で、ストックしていた新品ヴァポライザーのニードルを1発で折ってしまうという大失態をやらかし(T-T)、
仕方なくファロスストアで注文しようとしたら・・・


在庫切れ(-_-;)

ヴァポライザーが入手できないんじゃどうしようもできないよー!

ということで、ネットで探しましたところ、素晴らしいのを発見しました。


なんと、分解清掃が可能なヴァポライザー!

ちょっとお高いけど(純正の約2本分)、これで半永久的に使えるのなら、ということで発注してみました!



海外取り寄せのため、2週間ほどで到着。台湾製のようですね。



純正ヴァポライザーとの比較。金ピカでカッコイイっす。



組み付けます。






根元の形状が純正と若干違うため、プレヒートカップを組み付けると微妙にカップが傾きます。


とりあえずこれでヴァポライザーの心配は無くなりました。
これで調子が悪くなったら分解清掃すればいいだけになったので、かなり嬉しいー



さてお次は、これもファロスストアで在庫切れとなっているパッキン。

2年ほど前のメンテ時(コチラ)にひと通りパッキン交換はしましたが、
今後ヴァポライザーを清掃して組み直す際は、基本的にパッキン交換したほうが安心です。

それと、タンクとジェットクリーナーの隙間から若干の灯油漏れを確認...

ということで、初のパッキン自作に挑戦してみました。


用意したものは、NBRゴム1mm厚、同1.5mm厚、コンパスカッター、ポンチ6mm、ノギス。

    

今回作成した燃料キャップ用パッキン、ヴァポライザーパッキン、ジェットクリーナーパッキンは
これだけで作成可能でした。

NBRゴムはホームセンターでみつけられなかったので、モノタロウという現場事業者向けサイトで注文。
http://www.monotaro.com/

※普通の水道用ゴムなどは、耐油性が無いのですぐダメになります。



ちなみにパッキンのサイズを計測した結果以下の通り。若干の誤差はありかもしれないけど。

【燃料キャップパッキン】外径25mm×内径11mm×厚1.5mm
【ジェットクリーナーパッキン】外径18mm×内径11mm×厚1.5mm
【ヴァポライザーパッキン】外径15.5mm×内径6.5mm×厚1.0mm
【ポンプバルブパッキン】外径14mm×内径0.8mm×厚1.0mm
【圧抜きバルブパッキン】外径11mm×内径5.0mm×厚1.5mm
【JC Gland Nutパッキン】外径9mm×内径5mm×厚1.5mm



コンパスカッターでピッタリサイズに繰り抜きます。これ便利!
ちなみに、力を入れて切るとゴムが逃げてずれるので、そーっとゆっくりカットするといい感じでした。
直径10mm以上の穴であれば、これで全て作成可能。


ヴァポライザーの内穴だけは6.5mmなので、6mmのポンチで繰り抜きました。0.5mmの差はあるけど仕方ない。
ポンチで内穴を開ける際の中心決めは、取り替える純正パッキンを作成するゴムの上にぴったり重ねて、
その上から打ち抜くと比較的正確にいけると思います。



で、自作したジェットクリーナーパッキンをはめ込んでみた。 おー、なかなかいい感じです。
新しいゴムと使い古したゴムを比較すると、いかに硬化が進んでいたかが実感できます。



ついでにタンク内も綺麗にしようと思い、タンクをシェイクして灯油を抜いたら、
なぜか小石やら虫の死骸やらがかなり出てきた(-_-;)

ジェットクリーナーにはろ過装置が何もついていないので、異物がそのままヴァポライザーに入ってしまいます。
そのため、Vapaluxユーザーの皆さまおなじみの異物混入対策も施しました。


100均で買ってきたステンレス茶こしをカットし、灯油吸入口に針金で固定するだけ。
これだけでかなりの効果が期待できそう。



以上、ようやくメンテナンス完了。



無事に点きますように!と祈りつつベランダでプレヒートをぶちかまし・・・・



ついたど-!
写真だとちょっと炎上っぽく見えちゃうけど、実際は炎上無し、絶好調です!

久々に調子いいVapaluxを眺め、気分スッキリ(^^)


ヴァポライザーは半永久的な寿命(?)を手に入れたし、各部パッキンも豊富に作ったし。

これでまたしばらくは大丈夫でしょう・・・多分。

おしまい☆


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